2012年3月31日土曜日

学生団体 Innovision 2009年度・ビジネスプランコンテスト


アイデアコンテストは見事に予選落ち。
審査員は類似したアイデアはたくさん存在する、と評価したそうだ。

iMeishiのディスカッションしていくと、エンジニアの気持としては、実際にこのサービス、商品を作ろう!となった。その時期、プリインキュベーションルームも新規利用者を募集しており、僕、Jai、彼の友達のDiptiで応募してみることにした。

団体名は。。。正直僕は何でも言いと思っていたので、インド語で適当につけたらいいかなーw とか思ったが見事に反対され Innovation と Visionary という名前を合体され「Innovision」にした。
※もし学生団体を立ち上げるなら、団体名は絶対にかっこいいものにしたほうがいいと思います!!!
プリインキュベーションルームの利用の許可も降りて、活動を開始した。

活動資金を得るため、各大学のビジネスプランコンテストに参加することにした。
コンテストでは多忙な書類を作成しないといけず、文系の優秀なメンバーが必要となった。スペックが高いであろう西園寺組の友達をメンバーに誘った。

※大学生は授業のグループワークでの宿題・タスク・課題を投げるとやらなかったり、適当に仕事をしたりする学生が多い。大学受験をしっかり経験した学生、授業をまじめに取り組んでいる成績のいい学生を団体に引っ張りたかった。主観だがこれらの学生は勉強が好きでわりと保守的な考え、しかし、ベンチャーなどに一度興味をもってくれると、必ずいい仲間になってくれると、いつもの“直感”がそう言っていた笑
僕は経営学の学生だがお恥ずかしいことに「財務」に関して全く知識がない。1回生の「AO入試家庭教師」のビジコンの際、財務を手伝ってくれた敬太がメンバーになってくれた。

メンバーは集まった、後は実行あるのみ!

以前のコンテストの入賞経験もあり、1次の書類審査は大丈夫だと思っていた。
注意しないといけないことは、各大学によって好みのビジネスプランというものがあり、一つのプランだけでは書類で落ちる可能性が高い。複数のプランで応募する事をお薦めします。

そのため、RFIDというタグを使った万引き帽子の「iBasket」というプランも提出した。

2009年  龍谷大学 プレゼン龍 優秀賞(3位)
同年      立命館大学 「学生ベンチャーコンテスト」 中信特別賞(3位)
2010年   日刊工業新聞 「e-キャンパスITビジネスプラン部門」 優秀賞(2位)
同年     三重大学 「中部学生ビジネスプランコンテスト」 ベンチャービジネス賞(たぶん3位)

この名刺管理ソフトのアイデアiMeishiで賞金を集め、団体の活動費を得ることができた。
最終的に立命館大学の「学生起業家支援奨励金」で、100万円を給付された。
文系×理系×留学生 各自のシナジーを活かしたチーム作りがこう功を制したのだろう。


アイデアラボ・インドからの留学生と考えたビジネスプラン「iMeishi」


自分のやりたいビジネスは何か?それを2回生の前期から悩み続けていた。2回生の後期から自分の大学生活が大きくドライブし始める。
文系の学生がベンチャーをやるには「技術を持った学生と組む」がもっと大切なことだと思う。もしくは、自分でプログラミングを勉強するかのどちらかだ。これについては後々ブログで記載したい。

入学当初、インドからの留学生を見つけとりあえず話しかけてみた。
ちょうどその時期、ゴールドマンサックのエコノミストが“BRICs”という言葉を発表し、日本のメディアもインドに関してかなり報道をしていた。
彼の名はJaiといい見るからに頭はよさそう。話を聞くと1回生はAPUで日本語を学び、2回生からBKCでロボティクスを専攻していた。うざがられるほど彼に電話をかけ食事に誘ったり、インド料理を家で一度作ってもらったりしていた。

プリインキュベーションルームの業務がきっかけでより仲良くなることができた。 

ルームのパソコンをすべてリカバリしてネットワーク設定をする、という仕事をこなすがLAN設定など私に分かるはずがない。少し自分のよくわからない「勘」が発動し、Jaiにやってもらえばいいなーと思い、バイト代を出して作業をしてもらった。

同時に上司の竹岡さんと「アイデアラボ」というプロジェクトを並行して行った。様々な学部から学生を集めて、ビジネスアイデアをフリーにディスカッションするという企画だ。
これらはアメリカの大学やGoogle、インキュベーションセンターなどのアイデアを模倣したもので、各自がビジネスプラン、問題意識、持っている技術などを気軽に議論することができ、面白いアイデアが生まれやすいといわれている。




もともとJai は研究者になりたかったらしく、インドから留学生は論文を書いて研究者になるのが王道らしい。
ルームの業務で“アントレプレナーシップ”という考えに出会い、研究や持っている技術をビジネスに活かすということは彼らにとって魅力的に映ったのかもしれない。

このアイデアラボを実際に行ったり、このフロアで活動する学生を見ているとベンチャーに興味を持ってくれた。
このアイデアラボでは色々なビジネスを模索・議論した。
僕の父が「名刺を交換するがその後は誰がどの名刺をくれたのか分からなる。この名刺交換の文化はどうにかならないか?人脈・ネットワークに繋がればなー」とぼやいているのを思い出し、さらにJaiが画像処理を専門としていることもあって、「名刺管理ソフト」を開発するのはどうか?という話になった。

以前紹介したビジネスプランコンテストの時期を向かえ、ちょうど大学では「アイデアコンテスト」というビジネスアイデアを発表するというイベントが行われていた。
この名刺管理ソフトのアイデアを元に参加することにした。名前はiPhoneやiPodをもじり、「iMeishi」というサービスにした。

山形大学・立命館大学 学生交流プログラム


夏休みから後期にかけて「山形大学・立命館大学の学生交流プログラム」に参加した。
立命館大学と山形大学と教員・職員・学生の交流を図るという提携を行っている。
これは大学のFDプログラムの一貫で、双方の学生が両大学を訪問し、最終的に各大学の総長に向かって「おもしろい授業を創る」というテーマでプレゼンテーションを行う。

全体のフローとして

1.夏休みのFDサミットに参加する(以前のブログより
このイベントに全国から学生が参加しており、大学につい様々な課題に議論する。
「大学で行うべきことは何か?何のために大学にいくのか?」や「大学の面白い授業について」など、かなり抽象的な議論を各自の体験、大学のプログラムを紹介しながら話して行く。

2.山形大学の訪問
立命館からのプログラムの参加者は5名で山形大学に訪問した。
山形大学は地域連携に力を入れており、連携地域を訪問したり学生でディスカッションをした。
担当教員の方が地域の特性を生かした持続的なビジネスを立ち上げ、観光や地域産業の育成に取り組んでいた。他大学の取り組み、自分の興味の分野を知れて、本当にいい経験なった。

3.総長に向けてプレゼンテーション
東京キャンパスにて「おもしろい授業を創る」、大学の授業のあり方・改善点について議論した。
初めに自分たちの中での「面白い授業」の定義から始まり、現在の大学の抱える問題点、それに対するアプローチ、実際に自分たちが受けたよい講義のケース、それから導き出される結論などを発表した。
立命の文系の授業の問題として、第人数制の講義が多いため、人数を絞りよりインタラクトした授業を増やすべきだという結論に至ったような気がする。(当たり前なことだけれども)

大学の授業が面白くないのは当たり前、という80年代~90年代に比べると大学の講義はかなり改善されたと言われている。
僕自身は立命館でアントレプレナーや岡本行夫ゼミといった、様々な授業に参加できてよかったと思うが、まだまだつまらない授業が行われることが多く、文句を言い出してもきりがない。課題は山済みだと思う。

自分のアルバイトの家庭教師の経験から→教育を考えるきっかけになり→会社の社員研修やリーダーシップ、に興味を持つようになったのだと・・・と思っている。

2012年3月30日金曜日

バングラデシュ②


3.ハサンの家にホームステイに行く
中島研究室の調査同行が終わると、研究室に所属するハサンというバングラ人の帰省について行き、彼の家にホームステイした。
しかし、移動中に私は変な病気にかかり、熱が急騰、下痢、吐き気がして、路上で嘔吐した。ホームステイ先ではずっと寝込んでおり、真剣に死ぬかと思った。家族に迷惑をかけて申し訳ない。
ちなみに、インドでお腹を壊さなかった!という人でも、バングラに来ると敗北するらしいw

ちょうどその時期はラマダンであって、彼らは日中は一切食事をすることができない。
イスラム教の人は以前ホームステイを受け入れたことがあるが不思議な体験だった。
最終日は首都ダッカに訪問し、ご縁がありJICAのバングラ・ダッカ支部にいくことができた。水や様々なプロジェクトが行われており、日本の技術力は国際貢献しているのだと驚いた。

感想
考え・感じることはたくさんあった。

振り返ってみると海外経験が少ないにも関わらず、いきなり途上国、特にバングラディシュに行ったことはかなり無理をしたと思う。
途上国トラウマになった。もうアジアやほかの国で少しずつ慣らしていけばよかった。
初めての途上国、どうしてこんなに世界で格差があるんだろうか。日本がいかに幸せだということ。何で自分がこんなに格差とかに興味を持ったか、という疑問。

自分は山口さんみたいには慣れないし、国際貢献とかスケールのでかいビジネスが本当にしたいのか、
確かにここには可能性があるし、商社なんかに入社して何かを供給して国を開発したいと思う一方、自分にできることは何か、一生かけてやりたいこと、できることはそのようなビジネスではないと思った。
心の中で何か少し違うんじゃないか、ここで生き残るほど体力はない。
社会起業家・ソーシャルイノベーションとは違ったバリューを提供できるのでは。
ネガティブな内容は多少あるが、この国の可能性、自分自身かなり楽しむことはできた。
帰国後、2回生後期で新たな道を模索することになった。

バングラデシュ①


大学機関のネットワークを利用し、現地で2週間程生活してみた。
費用:チケット代は10万円+保険をもちろんかけた。
バングラの物価は7分の1位で、現地での生活費は本当にかからなかった。

タイのバンコク空港→バングラデシュ・首都ダッカに行った。到着した途端、予想通り物乞いの人が空港で待ち構えていた。
気を抜くと勝手にカバンを取られたり、「かばんを運ぶの手伝った!だからお金をくれ!」となってしまう。聞いていたけど、なんだこの現状は。。。


その後、中島先生の研究のため、バス→船→バスと半日かけて田舎へ移動した。
バスは100km位のスピードを出し、むちゃくちゃな運転をする。映画の中にいるよううで、事故って死ぬかと思ったが何とか無事に到着した。
田舎と都心同様、貧困層・人口爆発的に伸びていた。Next 11に入る理由が分かる。

大きく分けて3つ活動を行った。

1.中島研究室の水質浄化プロジェクトの同行
お世話になった中島先生は、1番目の写真のように、飲める水を作り出す簡単なろ過機を開発している。
バングラデシュの地方の水はヒ素で汚染されており、これらのヒ素をこの機材を元に取り除く。夢のある研究だ。
農村部はこのヒ素水を飲むため、ガンの発症率が高く、写真のようになっている。手がすでにガンに侵されていた。


チームは日本人の4回生~院生、バングラデシュの院生・ドクター生で数名で構成されており、1ヶ月程度の滞在で、このろ過機の実験・データをとる。各自が順々に現地入りして、先生、留学生、院生を中心の研究調査を行って行く。
1週間ほどこのプロジェクトに同行させてもらって、農村部で生活した。
日本の戦後以下。。。しかし、バングラの人の笑顔は素敵でたくましく生きている。


2.マイクロファイナンスの現場を見る
マイクロファイナスとは「貧困層に対して小口の融資を行って、彼らの生活を支援する金融システム」である。日本だと銀行に担保を取られるか、返金の見込みのない人にお金を貸すことはほとんどない。
ムハマドヨネス氏が貧困層支援のためにこのシステムを作り、無担保、集団融資、女性の社会支援など、2000年半ばにノーベル賞を取った事で、世界から注目されるようになった。
個人的に社会起業家・ソーシャルイノベーションに興味を持っていたため、実際にどんなものかこの目で見てみたかった。

中島先生の紹介でマイクロファイナンスを行うNPOに行っていた。
僕が見たものは厳密には"グラミン銀行”ではなく、モデルを若干真似したNPOで、大元の基金はヨーロッパの企業からの寄付金で成り立っていた。

バングラの現状としてビジネスチャンスがたくさん存在する。
例えば…土地は荒れ果てており、個人で農具を買うお金さえあえば、彼らは農具を購入し小さな小さなビジネスを行うことができ、その地主から収入を得ることができる。。
このようにスモールビジネスのチャンスがたくさんあり、これに対してマイクロファイナンスが融資をしていた。





ただ、すっごく嫌だと思った瞬間は、「融資に関する報告会」の時だ。
お金を貸す側の人たちが借りる側の人たちに対して、かなりの上から目線で発言し、彼らに罵倒を浴びせていた。
確かに、彼らに厳しく言わないとダレて仕事をサボり、お金が返ってこなくなる。でもそこまで言わなくっても。。。僕が見たマイクロファイナスがいちケースだったのだとは思うが、やはり理想と現実のギャップはあるんだなーと。

2012年3月24日土曜日

2回生 夏休み


夏休みの流れはざっくり言うと、

・オープンキャンパス 経営学部スタッフ(以前のブログより
前年度から業務を引き続き、AO入試の受験生代表者としてスピーチをした。
また、学部生代表のスピーカーとなる先輩をアサインする仕事を引き受けた。

・バングラディシュ訪問 (経緯は以前のブログより

学生FDサミット2010
学生FDとは、大学の授業を改善しようという活動。
このサミットは全国から多くの学生が集まり、大学の講義、大学とは、学生生活のすごし方などディスカッションするものだ。非常に面白いため、是非参加してもらいたい。

・衣笠の小原ゼミのAPU交流会 こちら -国際教育協力についての意見交換-
立命館大学ではAPUとの交流を行うことができ、大学がその活動に対して予算を出してくれる。このときは衣笠のゼミが中心となり、ゼミ+数名の学生をAPUに連れて行き、大学が資金を提供してくれた。
APUにいきディスカッションをした。学内メールをチェックするとこのような企画はかなり流れている。

・立命館大学・山形大学の交流プログラム
後日記載するが、立命館大学と山形大学は大学同士で包括的協力協定を結んでいる。
FDサミットもプログラムの一つに組み込まれてるが、無料で山形に訪問することができた。

ベンチャービジネス論 夏期集中 (アントレプレナー教育)
長岡大学に移動された井元先生がこちらに出張方で講義をされ、TAとして竹岡さんが参加されていた。
1回生の夏休みはインターンに無理無理参加しようとし、無駄な時間を過ごした。
今回は学内のイベントを利用して、お金もかけずに有意義なものになったのかと。

大学のメーリングで送られてくる。募集は、ESを作成して、選考を受けるものほとんどである。
僕が学内選考で落ちることは本当になかった。
理由として、今までの自分の活動をワードの報告書にまとめ、それを数十枚程度提出することかな。
大学での"自分のレジュメ”のようなものだが、これくらいの熱意とバイタリティーをみせればほとんどの選考で落ちることはない。うざいくらい毎回書類を送りつけていたような。。。w

・大学の情報を察知する能力(exメーリングを欠かさず見ること)
・面白いイベントや情報を提供してくれる友達・教員と仲良くなること
・選考で他の学生に負けないように、今までの大学の自分レジュメを作ること
この3点が大切だと振り返って考えた。

ゴールデンウィーク 上海


2回生のGWに海外旅行に行ってみることにした。
しかし、思いついたのは出発の2週間前。なんという無計画さ。
やはり最低1ヶ月前には予定を立てないといけず、ほとんどのツアーは満席だ。
早めに準備することがお薦めです!

なんとか上海ツアーを見つけた。
HISのツアーに申し込み、4万~6万だった。3泊4日のツアーだ。

目的意識は"旅行をしたい”それだけ。いかに中国が発展しているかこの目で見ること・・・

感想としては、本当に中国・上海は発展している。これは日本は勝てないな。。。
しかし、ふと建物の横を見てみると、やはりまだまだ問題がたくさんあるな。。。
約3年前の写真なので、少し風景は変わっているかもしれない。



  

2回生の前期の授業


2回生の前期の講義について紹介する。
火・水・木に授業を集中され、金曜日に1コマという授業体制をとった。
立命館の授業は最低でも欠席が"5回”までは許される。確か金曜日は出席なしの授業にしたような。。。つまり、月曜日・金曜日は休み、週休4日である。

1.語学 以前の日記どおり、3期目と引き続く
Reading、Listening、Call(発音)、Communication&Writing(コミュニケーション系)、英語経営学入門
また、個々に「副専攻」というより語学を集中的に学べる講義を選択することができる。
まとめて最低10単位取らないといけない設定となっており、すべて出席である。

僕は副専攻で「英語コミュニケーション」を選択した。
4つクラスでレベルがあり、TOEICのスコアでクラスが分けらる。 時間的な拘束は多いが、中国語やスペイン語などより第三言語を学びたい人にはお勧めかも知れない。

2.経営学科の講義
・マネジメント論先生によるとは思うが、この授業は本当に面白かった。
マネジメントは前田東岐先生という方が教えており、これがきっかけでこの先生の専門演習(ゼミ)を取ることにした。 リーダーシップや心理学など、今まで組織行動で自分が問題と感じている点について言及しており、大学時代の数ある中のベスト講義といえる。 あまりに面白いのでその時の彼女も講義に連れて行き、一緒に授業を受けていた。

・経営財務
こちらの授業は数字を使う僕には難しく、見事に落とした。西園寺の夢は消える。

・その他 国際経営論とアントレプレナーシップ論を受講した。

3.教養科目
キャリア形成論
廣瀬幸弘先生が教えており、ゲストスピーカーで授業が構成されており、毎回スピーカーは変わる。 様々な人の話を聞くだけだが、多彩のキャリアの持ち主が来るので自身のキャリアを考える良い機会となる。 このあたりのキャリア教育の取り組みは立命館ならでは、本学の強みだといける。 ※テストは持ち込みで非常に簡単である。

プロジェクト研究 (井口先生・以前のブログより)

そのため、期末のテストは実質3つだった。
2回生の前期は様々な授業を受けて、興味の幅を広げて、社会をしっかり見渡す時期だった。

2012年3月14日水曜日

バングラデシュに行きたい! 中島淳研究室に出会うまで


マザーハウスの山口絵理子さんに憧れ、バングラディシュに行きたい!と思っていた。
京都での山口さんの講演会に行ったり、「母の日」に母・二人のおば、ばあちゃんにマザーハウスの商品をプレゼントしてみたw

以前紹介したオナーズプログラムでは、岡本行夫奨学金で行われる留学プログラムがある。
僕らの世代は不幸にも、夏休みのプログラムは延期となってしまった。あまりにショックだった。
「よし、こうなったら自分でバングラディシュツアーを企画して、岡本先生に直談判しよう!」
企画書を作り、マザーハウス×HISがスタディーツアーを行っているため、同様の企画をしたいと見積もりを求めた。「マザーハウスの工場でエコバッグをデザイン!途上国の可能性を見つける旅

この話を進めていると、もちろんオナーズ事務局はストップをかけてくる。
今振り返ってみると、めちゃくちゃな話だ。事務局をすっ飛ばして学生が勝手に岡本先生と話をするなんて。
ツアーは企画するからお金を出してくれ!といっているようなものだ。事務局はぶちぎれるに決まっている。

若気の至りもあり、事務局を無視して企画書を見せた。
企画書も詰まってなく、参加する学生・協力者も本当に少ないため、もちろん却下。
結果的に、先生からは「学生の熱意を感じられたから良かった」とまあ問題にならずにすんだ。

バングラディシュに行くのは結構難しいのかな。。。

立命館にはバングラ出身のマスターの学生が結構いる。
1回生の夏休みからの友達であるハサンは中島淳教授の元勉強をしている。水質関係の研究をバングラディシュで行っており、なんとかしてこの中島先生とコンタクトを取って、バングラディシュについて行こうと思った。
きっといきなり突っ込んでも"変な学生”が来ただけ。。。と思われるので、
以前からお世話になった経営学部の副学部の原陽一先生に紹介をお願いし、メールをうってもらった。
これらのアプローチと中島先生の優しさで、中島研究室のバングラ調査に同行することが許可され、夏にバングラに2週間行くことが決定した!

ただただバングラディシュに行ってみたい!という安易な目的しかなかったが、
とりあえず、途上国を経験すること、その次に「マイクロファイナンス」を見ることを当面の目標にした。

プリインキュベーションルーム・サポート室の業務について


「やりたいビジネス探し」を2回生の前期には行った。
過去を振り返り、自分の強みは何か、できることは何か、探しても探しても見つからない。

1回生の後期から「プリインキュベーションルーム・サポート室」の学生スタッフとなった。
この部屋の役割は
・プリインキュベーションルームの各学生団体のサポート
・入居希望者の学生のサポート、アドバイス、優秀な1回生などがいれば相談に乗る
・アントレプレナー教育の補助業務、ex)アントレフォーラムの運営や資料作成

上司の竹岡さんのもと、雑務の処理から取り組んだ。
掃除、教授の資料作り、パソコンのリカバリ・ネットワーク設定(友人に助けてもらい)
プリインキュ入居者のBBQの交流企画など、2回生は簡単な仕事が多かった。

土日はこちらの部屋に来て、ひたすら勉強した。先輩の読み終わった日経新聞をもらい、この時期から読み始めた。分からないことがあれば竹岡さんに教えてもらっていた。

前期後半・後期から「アイデアラボ」に取り組んだ。

Googleでは簡単にビジネスプラン等のディスカッションを行え、ホワイトボードがどこにでも存在しアイデアをメモすることができる。そのようなディスカッションする環境が立命館にはなく、学生が簡単にやってきて、ビジネスプランを議論する。そんな場を作ろうと思った。

このアイデアラボのおかげで、結果的に自分自身の学生団体を作るきっかけになり、ビジネスプランも練ることができた。また、どうやったら立命館で学生団体を増やせるか、学生起業家の数が増えるかなど、問題を発見し、それに学内のリソースを使って取り組む等、良い経験になったと思う。