2012年6月3日日曜日

私大の中高一貫教育のメリット -進んでいる教育プログラム-


大学入学後、“内部生”という友達に出会った。立命館小学校~高校のどれかの一度の受験で、大学受験をしなくていい、いわゆる「エスカレーター式」で大学に入ってきた人たちのことだ。
中高一貫やエスカレーター式に関して、色々と意見・批判はあるだろうが、そちらは置いておいて。。。
今回はメリット、特に僕が見て感じたことや意見を書きたい。

・授業料について
はっきり言って高い。詳しくは知らないが、確か中・高校で年間60万円~100万円くらいかかる。 しかし、これだけお金を払えばすごくいい教育を受けられるのは確かだ。

・充実した留学制度
大学入学後、1年間の留学プログラムに行きたい!と考える学生が多く、それが一般的である。うちの大学の付属校も含め、進んでいる私立高校では、高校生の時に“単位互換性の交換留学”に参加することができる。
受験勉強がないため、海外留学にいけるなんて本当にうらやましいと思った。
普通の公立高校だと1年間休学して海外に行き、一つしたの学年と授業を受けなおさないといけない。 
(余談だが、私大の中高一貫には帰国子女もたくさんいて、英語で会話していること等もたまにあるそうだ。)

・マネジメント&エコノミクス
以前のブログを参考にしてもらえれば幸いだが、高校生で“実際にビジネスやってみる”という授業がある。
興味を持った生徒がこの授業を取れ、クラスの中でグループを作る。このグループでビジネスプランを考えて、皆でお金を手出しするか、会社の株のようなものを発行し、そのお金を元手に小さな商売をする。しかも、それで結構利益を出すグループがいるそうだ。
(イメージとしては、高校の学園祭のクラスの出店のような感覚かな。。。)
この授業を受けて会社経営に興味を持ち、経営学部に来る学生もちらほらいるらしい。 

・スーパーサイエンス
入学するまで“スーパーサイエンス”という学科の存在すら僕は知らなかった。化学・物理など理系に特化した学科らしく、話を聞いていると、大学生の研究を前倒しして高校生がハイレベルな研究・実験したり、英語で論文を書いたり、学会発表をするらしい。
この学科の友達・後輩で印象的だったのは、高校の先生にくっついて海外に行きまくっていたことだ。高校のうちに先生の予算を使い、無料で数カ国を訪問している。頭・要領もよく、そういう活動をするとより研究が楽しくなるのだろう。

総じていえることは、内部生といえどもピンきりだということ。トップ層は本当に優秀。
普通の大学生が大学ですることを、高校で前倒しして、どんどん吸収している。

一番驚いたのは、そんな優秀な高校生は、大学受験をして立命ではなく他の大学に行ってしまうことだ。
立命館の内部進学をリスクヘッジにして、有名国公立に行くんだとさ。。。

感想
地方で僕の受けてきた教育ってなんだろーと(笑)
いい教育をするにはそれなりのお金が必要。。。当たり前だ。
自分の子供に教育を受けさせる際。。。その時の状況によると思うが、ちゃんと受験させるのがいいか、私大の中高一貫に入れるか、はたまた海外に行かせるか。。。分からないなーと。