2014年7月27日日曜日

選択バイアスの罠 (よいアドバイザーを見つける事 補足編) 

先ほどのブログでいかに よいアドバイザーを見つける事 (ベンチャーも、大学生も編)

について言及していたが、全く違った観点で話をしたい

矛盾しているかと思いますが笑!!!


ハーバード・ビジネス・レビュー
2005年7月号 戦略思考のプロフェッショナル
成功事例は真実を語っていない 選択バイアスの罠
ジャーカー・デンレル スタンフォード大学 経営大学院 助教授
http://www.dhbr.net/articles/-/773

より引用をするが、

ケース・スタディのほとんどが成功事例の研究である。ビジネスマンの大半がこれをありがたがっているが、成功事例から導かれる結論は必ずしも真実とは言い切れない。これは断言できる。なぜなら、失敗事例を無視しているからだ。これは、統計学で「選択バイアス」と呼ばれる現象である。成功事例だけの研究で固められた調査などはその典型といえる。しかし、特にマネジメントの失敗例を入手することは難しく、おのずと成功例ばかり見ることとなり、選択バイアスから逃れられない。我々はまず疑わなければならない。事例を語る人々も、その事例も。それはステレオタイプな線形思考からの脱却でもある。


にてあるように、よいメンターを見つけたとしても、単なるメンターの成功例や成功話を鵜呑みにするのではなく、ディスカッションを通じてどうしてうまく言ったのか、何を意識していたのかしっかり理解しながら進めてほしいと思う。

よいアドバイザーを見つける事③ (大学生も、編)

(自己満足では御座いますが)
自分自身が有意義な大学生活を送れたのは、よい出会いが会ったからだと思っている。

教授陣だけでなく、先輩や後輩・大学職員やプログラム等々、挙げるときりない位だ



・めんどくさいから先輩に聞いちゃえ!
例えば、本当にたとえ話ではあるが、
テストにおいて貴方が一生懸命勉強したとしよう、しかしながら、友達のかわいいB子ちゃんは先輩に過去問をもらい、ノーベンで貴方と同じAをもらっていた!なんてよくある話だ

それの良し悪しは言及しないが、ビジネスの現場においては、他人に手伝ってもらおうが、教えてもらおうが、結果を出せばいいので、使えるもんは全部使ったほうがいい

つまり、人脈やネットワークから得られる情報がもっとも大切だと思う

自分の頭で考えることも十分大切だが、先輩に聞くなどして調べる無駄な時間をカットし、もっと必要なことに時間をさいてほしい

余談だが、
相手のためになる情報はシェアすればいいし、倍率とか大事な情報は別に言わなくていいと思う



・大学時代によいメンターにめぐり会うこと

私の話だが、入学当初からよい教授に出会い、メンターのような感じで、教授に毎回アドバイスをもらっていた。その教授もポストが見つかったので異動し、また別の教授が相手をしてくれた。
今でもその教授達には頭が上がらない。

また、先輩もよく面倒を見てくれたし、1回生のときに3回生向けの学内で行われる会社説明会などについていっていた。その先輩達には、今現在も何でも話せる間柄だ。

何かと尊敬ができ、嫌な事にも関わらず、きちんとアドバイスをしてくれるメンターの存在は大きいかな。。。


まとめ  がんばって、纏めてみると!(笑

大学生活もベンチャーも、どのようなメンターがつくかによって大きく結果が分かれる

そのためには、「なんとなく好き・なんとなく嫌い」という直観力や判断力を磨かないといけない
更にそのためには、学生は失敗リスクフリーのため、色んな人に出会い失敗してなんとなく力を磨く

初めはよく分からないと思うので「何を言っているかではなく、誰が言っているか」で判断してもOK?
(相手の肩書きを見て、それで判断してもOK?)

彼らから得られる情報をフル活用して、そしていつかは自身がメンターとなり、先輩から受け継いだものを後輩に引き継いでほしい

以上

よいアドバイザーを見つける事② (大学生も、編)

前回のブログで紹介したメールでの「なんとなく好き・なんとなく嫌い」という感覚をどうやって作っていくか、磨いていくか・・・

やっぱり失敗すること、騙される事、経験をすることに尽きる
色々な人に会って、経験を増やすことで、人を見る眼を養ってほしいなーと。

前の会社では調達の仕事をやっていたため、毎日②営業マンに会って、教えてもらう事も騙される事もあった。(ちょっといい表現があればいいけど)


特に学生のうちは無知?だから(ちょっと失礼かな?)、誰かを信じやすかったり、洗脳されているじゃん、いいように使われているじゃん、と思うことが多かった
特に学生ベンチャーなんて危なっかしい学生が、危なっかしい業界の人とビジネスを行おうとしていることも多々見受けられる、、、

とかなりネガティブな文句となってしまったが。。。

一方で、失敗できる事は学生の特権のため、金銭的な損失が大きくなければ、迷惑かけない程度に失敗して、勉強させてもらえればいい。


私自身も、あの先輩怪しいな、とか、胡散臭いな、と思われないように最大限の注意を払っている


初めは、「何を言っているかではなく、誰が言っているか」から入ってみるものいいじゃないか?

一般的には逆であるが、正直若いから判断能力に自信がない時は、とりあえず肩書きやその人のコミュニティーを見て、判断するのもありかもしれない(一提案ではあるが)

私も今度26歳になるが、打ち合わせとか商談前に「あぁー、この人とはなんかうまくいかなさそうだなー」と思った時は、大体うまく行かなかったりで、やっと判断できるようになって来たばかりなので、まだまだだなーと思う


続く
ちょっとブログまとまってないな・・・

よいアドバイザーを見つける事 (ベンチャーも、大学生も編)

今所属している大学でも、学内インキュベーションを行っていて、その時体験した話

いいアイデアを持っているベンチャーなんだけど、悪いアドバイザーがついていて、こりゃだめだ!と思うことが多々ある。

特に、いい技術やアイデアを持っていて、会社経営に無知な理系ベンチャーに見られがち。
彼らは"技術の事は分かるけど、経営はちょっと・・・"というよく有り勝ちなパターン

逆に文系側からだと、"俺らが入ればもっとうまくいくのにな。もっとこうすれば…"と思うことが多い


【前提としては】
会社経営に関して(特にB2Cビジネスだと)誰にだってアドバイザーになれ批評ができる、俗に言う経験者は語るだ。
また、大学の経営学部の教授でビジネス経験がないにも関わらず、授業感覚でアドバイスを行ってしまい、学生が翻弄されている事など

上記の方々がスタートアップに対して、資金を提供したり、執行役に入ったりしているともう最悪だ

しかしながら、例えば…私が後から入っていて、その悪いアドバイザーに対し「貴方のアドバイスや存在が最低だから、当人達のためにならないから出て行ったほうがいい」なんて無論いえる訳がなく、結局、もう関わらないという判断を行うことが多い

大人が学生を食い物にしているのだ

少し瀧本先生のtweetを引用させて頂くと、

起業支援とか「初心者が超初心者をかもる」というモデルが実は多いので、小銭を欲しがる人とは仕事しない方が良いというのが原則です。


一方で、その悪いアドバイザーの立場からすると、「時間とお金をかけて、リスクマネーをとっているから後から来たやつにうだうだ言われる筋合いはない!俺の島を荒らすなよ!」と考えるだろう。当然だ



私が一番初めの会社を退職するときに、隣の部署の尊敬する課長からもらった退職のメッセージを記載しておく


20代のうちにたくさん勉強して、色んな人と会って、自分の成長につなげてほしいと思います。ある意味うらやましいです。

最後に1つだけ余計なアドバイスです。

それは自分の感覚とか価値観とか心の声に基づく「なんとなく好き・なんとなく嫌い」
という気持ちを大切にしたほうがよいということ。これは俺も普段から実はとても大事にしています。(だからそれこそなんとなく嫌いな人には近づかない笑)

どんな人に好意を抱くのかも、仕事を選ぶのも、どんな洋服買うのかとかも全部に関わってくるでしょ、それって。その積み重ねって大切だと思っています。

2014年7月26日土曜日

就職活動⑮ 自分の相場観を知ろう 

ちょっと就活のブログも更新してみる。

題目の通りだが、もう私は就活をすることがないので、ピュアな気分で学生(内定者等)を観察することができる。

京阪神の大学で商社の内定者に出会った時の話
所謂4月からの就活の本選が始まる前に、ベンチャーの専攻で肩慣らしを行い、自分にいくらの年収がつくか、自分の相場観を確認したという人がいた。

(※本選の時期は2015年からは9月スタート?と聞いていますが・・・)

その子はベンチャーから500万円くらいのオファーをもらっていて、まあ感覚的な話にはなるが、就活生のマーケットでは、「ある程度自分はいける!」と確信したらしい。



The War for Talent とう本を読んでいて、引用すると(P40より)
人材育成競争は二つの大きな影響をもたらした。第一に、給与・待遇交渉の主導権が企業から個人に移ったことだ。有能な人材は、自分のキャリアへの期待を高めるための交渉権を握っている。能力の値段は上がっているのだ。



まさに上記通りで、その彼は内定時にかなりネゴって配属保障も取り付けたらしい。

賢い!の一言に尽きるが、

内定先や1stキャリア、配属は人生の大きな分岐点なので、内定もらえてよかった!とか思うのではなく、相場観をもってリッツの後輩にも就活に臨んでほしい。

以前のブログをちょっと紹介w
【就活"終了後"編⑤】内定後、数日休んだら配属に向けて全力疾走

2014年7月10日木曜日

イケイケ私立大学 part② 立命館大学のよい所 編

今回は大学カルチャーについて記載する。

なんかね、、、僕のブログ、たまーに、アクセルランキングが「大学編入」とか「学歴ロンダリング」についてとかのアクセスが増えて、結構ショックなのですね(笑)

なので、最近感じる母校の良さについて記載しようと思う。


・やる気のある学生にはとことん支援(お金等)を出してくれる
別に自慢だけど、いや、違うか。
自慢じゃないけど、自分の活動に対する大学の資金的な支援は半端なかった。

資金だけでいうと軽く250万円(その他もろもろですが)、ハード的なサポートでも学内のプリインキュベーションルームという学内オフィスもお借りしたりしていた。。。
(申請すれば24時間活動でき、無論プロジェクトが炎上したら徹夜OK!)


・学内ロジックは"学生のため!"で企画が通っちゃうらしい
プログラムを色々と立ち上げた職員さんから聞いた話だが、「学生がやりたいって言っているんです!」とか「彼らのために!」で、上に対して企画を通したり、関係の書類がまわせたりするらしい。

すげーよ、それ


・多様性を評価する
「あいつ変わっているな!」とか「目立ちたがりだな!」とか陰口や嫌味を言われたことは滅多になかったなーと。

色々と新しいことをやろうとする学生、絶対それ単なる思いつきだろっ!っていう企画等など
大学がそれを促進する文化を作っているし、がんばる学生をとことん応援する大学だろう。

+Rな人 http://www.ritsumei.ac.jp/rs/category/r_na_hito/ を見てほしい。

これ「完全にヒーロー学生になろう!」っていうHP企画?に見えるが、とにかく何か頑張ったり、成果を残した学生を大学がガンガン広報として押し出し、それを見た学生が俺も頑張ろう!ってあるよい循環?組織文化ができている。

2014年7月9日水曜日

イケイケ私立大学と旧帝大学

先日、母校のゼミに帰り、OBOG訪問会(講演?ちっくなもの)に参加した。

現在、私はザ旧帝大のビジネススクールに通っており、全く組織文化が違う中で、「やっぱり立命はいいなー♪」を常に連呼している。その点について留意する

※「多い」に関しては勝手な感覚のため、データもへったくれもないですw

・ガッツ溢れる学生が多い
「とにかく何かがんばってやろう」とか「受験で失敗したから見返したい」とか比較的に多い印象を受ける。ハングリー精神に満ちている学生が多いのだろう。

一方、有名旧帝大は「就活において面接で落とされることはないし、そこそこやれば皆就職できるから」と、、、と、、、?これまさに彼らの仮説通り、かつ結果もでているし、わりと進路や大学生活にゆっくりした学生が多い。


・活動を行う上で、お金がボトルネックになることはまずない
私は二束の草鞋を使って、プロジェクトを行っている。時には立命館のOBOG会の名刺を使ったりする。

旧帝大は、正直お金がない学生が多く、何かをするときに「お金ないからいけません」と言われる。

そりゃこっちは高い学費払っており、別に飲み会100回あろうが101回あろうがあまり気にしない。
シリコンバレーのビジネスプランコンテストなどに参加する際など、立命生は普通に電話OKだし、
親に確認します!っていって、即日回答をもってきたり・・・

これの感覚は普通ではなかった。


・何より大学経営に関して最強
うちの大学は、経営一流、生徒は二流、教授は三流と揶揄されるほどw 最強の大学経営のマネジメント能力を有している。

組織のトップの意思決定は強く、そして早い。
OBOGが大学組織のヒエラリティーを無視してガンガン文句を言っていい文化だし、あまりに職員がだらしなかったので、文句言い続けたらその職員は異動になったり。。。

(すみませんでした)


ただ、最も言いたいのは、立命館の職員は超ちょうやる気で、情熱的に仕事をされていて、皆さんがあたり前だと感じる"普通"は、結構まれな環境だと思います。
それは、他の大学に所属しないとわからないと思うけど。

今の勢いでガンガンやれば、10年~20年後には関西でぶっちぎりの私立になるし、日本を代表するような大学、アジアを代表するような大学になれればと思う。