2016年6月5日日曜日

オリジナルを生み出すには その②

今回はメンタリティーについても考えてみたい。僕は自分がスーツを着た個性のない人間だと思っているし、サラリーマンちっくでな自分にコンプレックスを今でも多少持っている。詳細は以前のブログにて、個性を育みにくい経営学部生について

・自分はいつかはできると思う気持ち
天使にラブソングを2にて、名言があった。ある男が作家になりたいと相談する。しかしリルケは言った。作家になれるかなんて聞くな。書きたくて仕方なければ既に君は作家だ。あんたもそうよ。歌いたくて仕方なければ既に歌手よ」

つまり、プロになる人は、自分がプロになれるか考えない、という事だ。オリジナリティも、起業も、ビジネスプランも、自分にできるかどうか?なんて考える暇があれば、本当にやりたいこと、ビジネスプランを考えることだ。

・初めから諦めることも逆に重要かもしれない?
何より重要なのはビジネスはチームで行うという事を理解することだ。つまり、わざわざ自分がオリジナリティを生み出す役割でなくても大丈夫なのだ。うちの会社のNo1インターンの学生は本当に優秀だが、「自分で新しい何かを生み出すことはできないが、言われた事をみっちり行うことができる」と断言した。こういう人材はある意味尊敬に値するw
つまり、バンドでもコピーが好きな人はコピーを徹底的にやっていく、というある意味での諦めが重要かもしれない。

・たまにいる天才はおいておいて
音楽の世界も、ビジネスの世界もいる天才的な人材。なんでこんなに発想が豊かなんだろう?と思うこともあるが、幼少期から音楽やビジネスプランをやっているパターンが多い。家の中では四六時中ビジネスプランを練っている人などは、長~~い蓄積を得たからこそオリジナリティを生み出すのが得意なのかもしれない。

オリジナリティとはなんなんだろう。そして、また月曜日はやってくる(今日曜日の夜)

オリジナルを生み出すには?

私は高校の時バンド活動を行っていた。「コピー曲の演奏できるが、自分でオリジナルソングを生み出せない!」と苦労している親友がいた。ちょっとそれとビジネスプランや起業するという事が近いと思ったので考えてみたい。

そもそも論として、オリジナル曲や成功するビジネスプランを生み出すことは簡単ではない。

・TPPではなくTTP
徹底的にパクる(TTP)が重要である(知的財産などの特許の話は除くのだが) 私は今食品業界に所属しているが、時代ともにコピーを繰り返し発展してきた業界である。真似て、真似て、真似て、もうルーツは江戸時代かよ!って思う。お互いが良い点をパクりあってからこそ発展してきた業界なのだ!と近所のおじさんは言っていた。

NHKのSwitchっていう番組では 【オダギリジョー × 舘鼻則孝】アーティスト・表現者として何かを創る、表現するとは、では(以下のブログ引用)
http://naohilog.com/chat/switch-interview-odagiri-tatehana-about-artist/

>「例えば、それをコピーしたという意識はどこまでありますか?」
という鋭い質問から、

>日本の古い文化と、西洋の日本の文化をミクスチャーしているのはなぜか?
>→そこがとても重要、現代の西洋化された日本も、日本だと認めなければいけない
>→自分の作品が認められたのも、今の日本を認められたから
>→そうなるべくしてなった結果でしかない、それをしっかり見つめるそれが重要

また、
>葛藤や矛盾があるからこそ本当の表現者
と時代を超えたコピー?について言及されている。

いいように引用したのは事実であるが、イノベーションはカオスであり、何より組み合わせなのである。つまり、オリジナルが生み出せない人(そう思っている人)はコピーや物まねが不足していると私は思う。また、ビジネスにおいては、「タイムマシン経営」と言ってシリコンバレーで流行っていたモデルを日本に輸入して似たようなサービスを行うものや、別にオリジナリティが低くても田舎で競合がいなければ成功するケースもある…
ある意味、適度な業界経験さえあれば、オリジナルなビジネスは作れるのかもしれない。売れるかどうか、成功するかどうかはおいておいて… 続く