2019年4月29日月曜日

インターンシップの学生と企業の齟齬

一部の中小企業の方々と話した興味深い内容をシェア(自身の悩みも含む)、

元データ:北九州・福岡の学生、受け入れ企業は中小企業

・採用に繋がればと思ってインターンを受け入れている会社
・インターン参加学生に、就活本線ではインターン先を受けたかと聞くとノー
⇒インターンシップで魅力を伝えていない。

・やっぱり学生の大企業志向が強く、中小企業が人を取るのは大変
・インターンは完全にボランティアや社会貢献としてやっている会社

・社内の暗黙知を形式化、教えるようで教わっているということに気づかない企業さん
・「想いや技術が学生に伝わって、人材育成に繋がればそれでいい」という心広い会社

・中小企業が人気就職先にならないといけないと思っている行政
・うちの学生どうですか?と直接企業に電話する教授

「ではのかみ」連発ですが…"関東では"1年生からベンチャーとかに働かせて下さいって電話して早くから働く学生もいます、もちろん時給も発生。大学発ベンチャーが近くにあるので、専門性をすぐに生かして働く学生。"母校の立命館では…"起業家教育プログラムでは、社長のかばん持ちインターンというのがあります(今振り返るとよい経験でした、1回生と4回生で私は正規と非正規で参加)。

休学してまで東京のインターンに行く後輩もちらほら。※行動力ある?学生の一部の紹介ですが、以前のブログをご参照ください。
どうして関西の学生は東京でインターンをするのか -①学生だから論-
経営学部生のマネジメント日記: どうして関西の学生は東京でインターンをするのか -②キャンパス移転 ③起業-

お母さんにこの話をしたら「インターンだろうが、バイトだろうが、長期だろうが1DAYだろうが、賢い子はゴミでも拾って帰るよ(何か学んで帰るよ)」とずばっと。


補遺
【炎上】ライフネット生命の岩瀬大輔社長「インターンさせてほしいって言ってきた学生に名刺のExcel入力の仕事をあげたら2週間で辞めやがった。単純作業でも楽しめよ」

最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記

2019年4月13日土曜日

分析は基本。ストーリーをデザインしPRする

・試作品作りに強く、新規開発能力が高いかも?
中小企業は社内に眠る気づかない技術やノウハウがたくさんあります。弊社では新規製品は、試作はほぼなしすぐに製品化できましたし、予算をかけず、開発期間のかからない製品群に絞って、素早く試作しマスコミにPRしてます。*学生が開発した!などというと取り上げてもらう確率はあがります。

・分析アプローチはざっとでok初めはSTPと言った競合分析は行いましたが、家業の餅ビジネスは斜陽産業なこと、アイデアが似たり、ぱくったとか言われないのように、ということで、事細かーい分析はやめました。

・実施日時は競合のいない日にちでただ、マスコミの方に興味を持ってもらうため「今までにないかどうかは」徹底的にリサーチします。かつ、GWはイベントが多く、紙面でインパクト負けすることもあり、4月29日(昭和の日)の記事が少ない日を狙い打ちしたりしました。

・ストーリーをデザインするコト消費だけでなく、社会問題やトレンドに少しだけあやかりストーリーを創る。中小企業にありがちな後継者不足・技術継承・地域の少子高齢化・外国人雇用など、社会課題の解決を入れると追い風になることも。

以下は特殊な餅の生産性をよくするために、九州大学の学生さんと3D-CADを使用したプロジェクトです。キーワードは #伝統産業 #テクノロジー #デザイン #生産性改革 だと思います。


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2019年4月11日木曜日

中小企業とMBA戦略を優しい日本語で

父から継承したバルブ屋の話。

【リーンスタートアップでプロトタイプ】
➀現場にいく → ニーズを聞き出す → 試作品を作る → 直ぐに現場に持って行き → 顧客を巻き込んで製品開発 → うまくいけば横展開 
うちは信用力があるのか、現場の方も熱意に根負けしたのか…応援してくれています。人によりますが、良いものは他の部署に広げてくれます。

【ニッチ戦略】
➁中小企業は大企業と正面から戦えないので、カタログを熟読し、彼らが今更出てこない市場で戦う戦略です。*たまに提携話もちらほらですが、提携といいつつ技術を狙っていることも…

【Resource Based View】
➂会社の強みを把握する。歴史や想いを理解し、多面的に観察、今までにない切り口やストーリーを創る。広報費をかけられないのでマスコミをうまく使いながら売上をあげる(今のところ、月1ペースでローカル新聞に取り上げられています)

まあビジネススクールで学んだ横文字を日本語化しただけですが…

29歳の誕生日を迎えて

29歳になります。婚活エージェント歴15年の親戚からは「20代後半」と「30代前半」は聞こえ・見せ方の戦略が異なり、登録料は30歳から値上なので早めに相談に来るようにと煽られました。納期管理は得意なほうですが。駄文ですが3点ほど。

・死生観
一昨年には父が3度目の脳梗塞で今は施設、6月にはドレンタイマーを作ってくれる叔父が急死し、私は健康ですが、大きな危機に何度も面しました。29歳で比較的に早く事業承継りましたが、いつ何が起こるか分からない人生、やりたいと思った事は実行したいです。

・経営学部卒とビジネススクール卒
ある意味、経営を行うことが目的化し、本当に自分や会社が何をしたいか・するべきか、日々自問自答。セオリー通りに一旦セオリーを忘れるという時期は終え(*横文字は使いません)、会社理念を『まだここにない明日を創る』ということに設定し、アジア展開に向けて頑張っています。

・徒然なるままに
僕のfacebookは広報的な側面が多く、飛び道具ばかり使っているように見えますが(このブログ記事はfacebookに投稿した記事を編集したものです)、当たり前、地道に、コツコツ更に徹底!餅屋は副業で、エアー機器から発生するドレンという汚水の自動機器バルブの開発・販売が主業です。絶賛海外展開中ですが、ノウハウじゃなくて、know whoが国内ビジネスでも最高の秘訣じゃないかとか…色々な繋がりからコラボビジネスを持ち込んで頂き、こちらから提案します。また、タイミングと風を読みながら精進します。

二日酔いの抜けが確かに悪くなり、これといった趣味もなく、休みなく働けるもんなら働きたいのですが、ゆとりをもってラスト二十代を青臭く、過ごします~!

っとアップデートしたのは30歳ですが、備忘録として…

2019年4月10日水曜日

ビジネススクールで学んだ成果

ビジネススクールにて学んだ事を実践し、9月中旬から地方版ですが、朝日・西日本・毎日・西日本新聞と高石餅店の取組を掲載頂きました。物作りから「物語を創る」を意識して、戦略を練ってねって実行しています。マーケティングの解釈は多用ですが、"セリングは不要"になり生産は追いつかない状況で、コラボ案系も多数頂き、新しい企画ができそうです。MBAを取ることはけしてゴールではなく、始める事のはじまりだと思っています。
【特に参考にした科目など一覧】
・ビジネスモデル企画のワークショップで学んだリーンスタートアップ、BMC
・知識マネジメントでの新しいアイデアの創出、知の創造
・企業理念を整理してもらったり
・企業倫理ではCSVの概念
・芸術工学部関連の「デザイン思考」等など、、、書ききれませんが…紹介させて頂きました。
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立命館と後輩とインターンを終えて

「北九州に鉄粉ではなく新風を」というスローガンの下、立命館の経営学部の後輩に老舗餅屋でのPR企画を考えてもらい共に実行しました。結果、毎日・西日本・朝日新聞(@北九州版)に掲載、売上は178%upしました。このPR企画を終えて思うところを3点だけ紹介します。
・大学のコミットメント←学
実は今回の企画は九州の複数の大学にも提案しました。が、感度が高く、即決&コミットが強いのは立命館でした。引き受けしてもらった担当プログラムの次長が2度も訪問頂き、学生のフォローから次年度展開、学内調整など、ぱんぱんぱーんと話が進んだのは、やはり競争環境が激しい事を強く理解しているガツガツな母校でした。
・門司区役所のご協力←官
区役所の方から旧料亭での出店許可を頂き、勢いにのってへとへとになるまで、全力で製造しました。地域の美容師さんにはお着付けを頂き、九大・九工大・歯科大の学生さんにも駆けつけてもらいました。
・将来的な展望←産
社内での調整は難しいかと思いますが、是非OBOG達の会社で後輩とwin-win-winな企画が増えたらいいと思っています。また、北九州市内の中小企業のリクルーティングは大変みたいですが、自分たちの魅力・独自性を発信し、市内だけでなく、日本各地、全世界から優秀な人財を獲得することが必要じゃないかなーと思いました。

そしてこの取り組みを立命館大学の+Rな人 に取り上げてもらい会社の信用度はアップしました。
既存商品の新しい価値を見出す販売方法を提案~インターンシップでおはぎ販売~
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【西日本新聞】
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