2014年12月30日火曜日

アメリカの優秀な人は、本当にベンチャー企業に就職するのか?

アメリカの優秀な人材はみなベンチャーを起こしている、もしくはベンチャーに就職している。
だから、日本の優秀な若手もベンチャーを起こすか、まずは大手企業ではなくベンチャー企業に就職しよう! という意見、ホンマかよ?って思う

ハッキリ言って根も葉もない意見だ。

アメリカの最も就職したい企業ランキングを見ると、Googleがトップだし(ここに最も優秀なという学生の言及はないものの)、私がトルコ出会ったスタンフォードの学生はMicrosoftに就職予定で、「大企業でニーズを探すし、一概にアメリカは多様なので優秀な人がベンチャーに行くとは限らない。が、確かにその通りかもしれない、一時期はインベストバンカーが流行っていたけど…」と教えてくれた。

言いたいことは
①情報を鵜呑みにするのではなく、批判的な意見を持とう
②誰が何を言おうと、行きたい進路に行こう
③人気就職先なんて時代によってそりゃ変わるよ
ということ。

【ちょっと転職市場について】
日本で上記の意見を言っている人は書いている人は、大企業"も"ベンチャー企業"も"経験した人だろうか。日本企業の転職を見ていると、

①大企業  → ベンチャー に転職のケースはありえるが。
②ベンチャー ⇒ 大企業 のケースはとても少なく、正直両方経験した人の話ですら客観的ではないので参考にならない。
(特に各社によって全然文化が違うので、本人の経験談の話を聞くのは危ない?のでは…言い過ぎかw)

【イベントで大企業が悪だとかいう人】
最近のベンチャー関係のイベントを見ると、単に優秀な学生をベンチャーに就職させようとしている、特に洗脳しているように見える。

別にベンチャーに優秀な人間が流れることが悪いことでなく、日本社会に大きな影響を与えるかもしれない…

ただ、誰が、何を、どういう意図で言っているかを理解する事、また、その人のキャリアを見て、分かった気になったように言っているか、理論的・体系的に言っているか、を気をつけて聞いてほしい

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