2015年2月3日火曜日

大学の起業家教育について -デザイン思考について②人気な理由-

今いるビジネススクールでデザイン思考は人気科目だ。学内ではデザイン思考は多様なバックグランドを持つ学生を集めて行うため、ビジネススクール生だけでなく総合大学の様々な学科から人が集まり…応募するためこの講義を受講するまでも大変だったりする…涙

特にデザイン思考が社会人に人気な理由を考えてみた。
(対象は、平均年齢35才のビジネススクールの同期、前職の電機メーカーを中心。クリエイティブ系・ITベンチャーは除く)

・そもそも議論する風土がない会社
意思決定はトップが行うため、風通しの良しあしも含め、ライン社員には議論やアイデアを練ることが少ない。加え仕事が多忙を極め、ゆっくりとディスカッションする機会もないように見受けられる。

気付いたころには、「こんなの売れるか!」っという製品が完成し、『上が決めたから何も言えるわけないじゃん!でも俺は売れないと思うけどね!ふんっ』というあるある。

前職では私もがんばってMTGでは発言してみたものの、全然空気読めてないし、何もわかってないのに発言するな!という雰囲気を感じ、それ以降は発言しなくなった
(それじゃだめなんですが…もう転職しちゃったしw いっかー)

・多様なメンバーで議論しない組織文化
日産のクロスファンクショナルチーム(ちょっと違うかな?)のようなイメージで、営業・設計・開発・研究所・生産…などの様々なメンバーが集められ、+α顧客も巻き込み議論する、といった機会も少ないだろう。
自社だけで議論して、プロトタイプを顧客を持っていく、それをどんどん修正するというリーンスタートアップ系は増えてきたように見受けられる…

・クリエイティブが日に日に衰えている社会人
「学生ならではの柔軟な発想」という意味は、社会人にならないとわからない感覚だろう。すごくこれは大切だと思う。自戒を込めて…自分も日に日に創造力がなくなってきていると思う…orz
(学生は常識を知らないから…という意見には多少アグリーだが、後輩と話していてビックリすることが多い、既存の枠にとらわれていないのだ)

そもそもデザイン思考を用いたMTGやディスカッションはやっているだけで面白い。ファシリテーターの裁量権にもよるが、ワクワクするし、きっとコミットして取り組めるのだろう。


とりとめない内容となったが、仮説はこんな感じです…

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