2020年11月21日土曜日

アラサーが、『金持ち父さん』に心を抉られる瞬間①

これから時折、経営学とお薦めの本について説明していこうと思う。
結論から言うと、日本でお金持ちになるには、起業し、その後、投資家なるという選択肢しかなく、医者や弁護士もしょせん、高い時給の労働者なのだ。

懐かしい本を久々に読み返した。2000年出版の、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん、貧乏父さん』。僕が読んだのは中学生の時だった。

正直、会計の章は当時難しくて飛ばしたが、今読み返してもグサグサ心に突き刺さることが書かれている。このブログの読者諸氏には学生も多いようだが、周囲の大人の言動もちょっと思い出してみてほしい。こんな人は居ないだろうか。

①「教育(厳密には学位など)/金さえあれば」といつも愚痴っている

→子供に「安定した(社会的地位の高い)仕事につけ」「大学中退なんて論外」と干渉

→「宝くじ当たんないかな」「(ギャンブルで)1発当てたいな」と大金さえ入れば何とかなるかのような言い方をする

②ずっと金の心配をしている(①と連動して)

→すごく働いているのに、いつも怖い顔して明細と通帳を睨む

→金が足りない悪夢を見てうなされる、飛び起きる

③ステータスを気にする

→「〇歳ならそろそろ家/車買わないとな」なんて思っている

→給料入って最初の週末に爆買い

セミナーや蓄財本を軽蔑しているが、金は欲しい

「胡散臭い」「金のことを勉強するなんてダサいし、時間の無駄」と思っている

→「投資なんて成金がやること。それより貯金だろ!」とひたすら貯金に集中

「起業」が人生の選択肢にない

給料が安くて転職するのに、転職雑誌やハローワークばかりに頼る(そしてやっぱり給 料が安い)

→「自分は会社持つ才覚なんてないから」と思い込んでいる


…グサッときた人、正直に手を上げて。ハイ、僕の友人です‼(笑)

こういう人たち、20年弱の人生でもしょっちゅう出くわすだろう。親兄弟や親戚に居たっておかしくない。日常生活では、彼らの大半は頼りになる年長者で、職場でも信頼されるベテラン。ただ、金の話になると途端にビビる。金を過剰に軽蔑し、支払い期限に恐怖し、過剰に多数派から外れることを嫌がる。原因は「知識の欠如による恐怖」

10年経った今でも、この本に教えられることは多い。「ちょっと読むのめんどいな」と思っている人向けに、30過ぎのオジサンの経験談も交えて内容をちょこっと解説したいと思っているので、次回以降も読んでくれたら嬉しいです。

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