2015年1月27日火曜日

大学の起業家教育について -for whom?-

大学の起業家教育に関わってもう8年目になる。振り返ってみると長い付き合いだなーと思う。
たまに、自分がどうしてこのようなキャリアになったかは少し分からなくなったりw

インキュベーションスタッフとして働いてみたり、ベンチャー企業に対するコンサルティングを行っている社長のカバン持ちをしてみたり、海外のビジネスプランコンテスト優勝後、今度は引率者として海外のコンテストに参加してみたり、色々やってきた。

今回は、この起業家教育は誰のためにあるのか?あるべきなのかについて持論を書いてみよう


※よく間違えられる意味 「起業家教育」と「アントレプレナーシップ教育」
この意味を深く考え使っている大学がほとんどだが…加え言うと「企業家」と「起業家」のすみわけもある。言葉遊びっぽいので細かいことは割愛w


【何も言わなくても起業してしまう人】
正直「起業」に関して言うと、起業する人は何言わなくても起業する。それだけ。
やらない人はやらない。それだけ。自分で調べるから。

だって自分で調べて、自分で決断して、お金ぼーんと払えば会社は作ることができる。
※ただ、ビジネスを創るや継続的に儲けることができる、ということは別の話

そして、この層を極端に狙っているわけではなく、外しているわけではない。


【背中を押さないといけない人】
「テクノロジーないベンチャーはベンチャーと呼ばない」という意見に結構アグリーな私であるが、上記の「何も言わなくても起業しちゃう層」ではなく、

⇒ 研究者だったり、エンジニアだったり
を狙うべきで、彼らこそにアントレプレナーシップ教育を行うべきである。彼らが不足しているマーケティング、マネジメントや事業計画に文系がのっかり、ビジネスを促進するべきである。

私は「起業をしたい!でも何をしたいか分からない!」というおバカなことを考えており、結果理系の学生とビジネスプランを練ってみて、うまく行った(その時は!そのようにみえた)


【自営業系のポテンシャルユーザー
2014年10月の日経の記事だが、
家業の継ぎ方教えます 関西の大学で講座広がる OB経営者が経験語る 
という「家族が会社やっています!」という学生は多い。特に私立大学に多い気がする。

彼らは「起業」という話よりも、「ゼロからイチ」ではなく、マネジメントや成長戦略を学びたいと思っているようにみえ… 母校の起業家教育の内訳をみると高く、身内が会社をやっている人が起業家教育系のプログラムを履修していることは多い。

あたりさわりのない内容となったが、一先ずは以上

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